おしるこ跡地

餅食い過ぎ

<073>うたよみんから短歌のサルベージ

ほぼすべてが最初の入院のときに詠んだもの。まあ療養短歌感よりは大学生感漂ってるけど。しかも本当は30過ぎてると言う……

うたよみんにアップしてた198首から適当に20首。

 

 淡々と生きて死んでくぼくたちが今更抱く夢とか希望

 

人間の理性と知性を信じてるカラスを殺してしまうきみにも

 

鳥は鳴くそれを聞いてるぼくは泣くまた一日が始まっていく

 

 きみの言う未来に当たり前のようにぼくが生きてる泣いてしまった

 

友だちも家族も恋も愛さえも生きてく動機に少し弱くて

 

さよならを言えないまんまもう二度と会えないきみの幸せ願う

 

病室の無言は多弁たくさんの人の生き様を含んでいる

改作)病室の無言は多弁響くのは呼吸器の音、遠くの汽笛

 

息をして二足歩行で歩いてる それで大体説明がつく

 

採血の管が6本窓からの日に照らされて、血って赤いな

 

雪の中キャッチボールで汗かいて何は無くとも幸せだった

 

「ありがとう」は使い所が難しい ここぞで言うぞ 聞き逃すなよ

 

絶望さえ借りた言葉で定義して右も左も分からなくなる

 

秋色のカーデを買いに街に出てきみに似合いの箸置きを買う

 

月面できみが好きだと叫ぶような届かぬ仕方で伝える愛だ

 

眠れずにきみの好きな歌口ずさむ午前1時が続けばいいのに

 

明日など律儀に毎日来なくても降り注ぐ陽で目が眩むから

 

やる気がないすらもない日の過ごしかた 扇風機前で「あああああああ」

 

今ここ!で生きてくしかないよねと水族園のマグロに誓う

 

飛ぶように駆けてく背中を見送って さよならを言った さよならと言った

 

人生に「けり」をつけたいでもきみと過ごした日には「レ点」をつけたい